宝物の秘密(たからもののひみつ)

絵本

あるところに「はるかぜ」・「ふぶき」・「さくら」という3にんどもがいました。かれらはいつも一緒いっしょあそんでいて、とてもなかしでした。

ある、はるかぜは新聞しんぶんやまなかたからものかくされているという記事きじみました。すぐに、ふぶきとさくらにらせました。

やまなかたからものかくされているって、ってる?」

「えっ、本当ほんとう?」

「うん、新聞しんぶんってたよ。みんなでさがしにかない?」

「いいね!」

はるかぜ・ふぶき・さくらは、早速さっそくやまかいました。

やまなかはとてもひろくて、たくさんの木々きぎしげっていました。どもたちは、あしれたことのないみちすすんできました。

「ここはどこだろう?」

「わからないね。でもたからものつけたら、きっとわかるはずだよ」

どもたちは、もりなか探検たんけんしながら、たからものつけるヒントをさがしていました。

「あ、なにかあるの?」

はるかぜが、もとなにかをつけました。それはちいさなせきでした。せきには、ひびれた文字もじで「このさきたからあり」とかれていました。

「やった!たからがかりがつかった!」

どもたちは、せき方向ほうこうすすんでいきました。

しばらくあるくとどもたちは、ちいさな洞窟どうくつつけました。洞窟どうくつなかくらくて、なにがあるのかわかりませんでした。

洞窟どうくつなかはいってみる?」

「うん、こわいけどやってみよう」

どもたちはかいちゅう電灯でんとうに、洞窟どうくつなかはいっていきました。

洞窟どうくつなかはとてもせまくて、くねくねとしたみちでした。どもたちは、足元あしもとちゅうしながらすすんで行きました。

「あ、何かある!」

さくらが、洞窟どうくつおくなにかをつけました。それはおおきなたからばこでした。

たからものだ!たからものはいっているはず!」

どもたちは、たからばこまえりました。たからものかぎがかかっていました。

「どうやってけるんだろう?」

なにかヒントがないかさがしてみよう」

どもたちは、たからものまわりをさがしました。するとたからばこ側面そくめんに、ちいさなあなつけました。

「ここに(かぎ)()()めばいいのかな?」

ふぶきが、あなかぎんでみました。すると、たからばこひらきました。

どもたちは、たからばこの中を覗いてみました。たからばこなかには、たくさんのきん宝石ほうせきまっていました。

「すごい!たからものだ!」

どもたちは、たからものつけて、とてもうれしくなりました。

「このたからものは、どうしよう?」

「みんなでけて、使つかってもいいよね」

「でも、たからものつけたっていうことは、(だれ)かに()られたら(あぶ)ないよね」

どもたちは、たからものをどうするかはないました。

「そうだ!このたからものを、(だれ)()らないところに(かく)そう!」

「うん、それいいね」

どもたちは、たからもの洞窟どうくつ奥深おくふかくにかくしました。

「これで、たからもの安全あんぜんだね」

「うん、みんなでまもろう」

どもたちは、たからもの(まも)ることを(ちか)いました。

そして、どもたちは、やまからかえりました。

どもたちは、たからものさが冒険ぼうけんとおしてゆうじょうふかめました。そしてたからものまも責任せきにんまなびました。

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