不思議な動物園（ふしぎなどうぶつえん）

昔々むかしむかし、ある小ちいさな町まちに、普ふ通つうの動物どうぶつ園えんとは違ちがう「不思議ふしぎな動物どうぶつ園えん」がありました。この動物どうぶつ園えんは、普ふ通つうの動物どうぶつたちとは違った特別とくべつな動物どうぶつたちでいっぱいで、子こ供どもたちはいつも楽たのしみにしていました。

ある晴はれた日、小ちいさな男の子「たける」は家か族ぞくと一緒いっしょに不思議ふしぎな動物どうぶつ園えんへ行いくことになりました。たけるはワクワクして、どんなふしぎな動物どうぶつたちに会あえるのか楽たのしみにしていました。

たけるの家か族ぞくと一緒いっしょに動物どうぶつ園えんに到とう着ちゃくすると、入いり口ぐちには大おおきな看板かんばんがありました。「不思議ふしぎな動物どうぶつ園えん、新あたらしい友達ともだちとの出会であいが待まっています！」と書かかれていました。

最初さいしょにたけるたちが出会であったのは、巨大きょだいなバルーンのような動物どうぶつ、バルーン君くんでした。バルーン君くんは風船ふうせんのようにふわふわ浮ういていて、子こ供どもたちは彼かれの周まわりで楽たのしい遊あそびをしました。バルーン君くんは風かぜに乗のって空そらを飛とび、たけるたちを空くう中ちゅうに連つれて行いってくれました。

次つぎに、彼かれらはキラキラ輝かがやく水族館すいぞくかんに行きました。水族館すいぞくかんに住すむのは、光ひかり輝かがやく魚さかなたちでした。彼かれらは美うつくしい音楽おんがくに合あわせて泳およぎ、水槽すいそうの中なかに幻想的げんそうてきな光景こうけいを作つくり出だしました。たけるは魚さかなたちの美うつくしいダンスにうっとりしました。

そして、不思議ふしぎな森もりへと進すすむと、そこには不思議ふしぎな木きがありました。この木きは「おしゃべりの木き」で、枝えだには口くちがついていました。たけるたちが話はなしかけると、木きは楽たのしいお話はなしやジョークを披露ひろうしてくれました。子こどもたちは大笑おおわらいし、木きとおしゃべりを楽たのしんでいました。

ふしぎな動物どうぶつ園えんの一番いちばん奥おくには、大おおきなふわふわの雲くもが広ひろがっていました。その中なかには、ふわふわのうさぎたちが住すんでいました。うさぎたちは雲くもの上うえを自じ在ざいに飛とび跳はねて、子こ供ども達たちを空くう中ちゅう散さん歩ぽに連つれて行いってくれました。たけるは雲くもの上うえからの景け色しきを眺ながめながら、うさぎたちと楽たのしい時じ間かんを過すごしました。

最さい後ごに、たけるたちが不思議ふしぎな動物どうぶつ園えんの一番いちばん奥おくに進すすむと、そこには不思議ふしぎなプレゼントが待まっていました。それぞれの子こに一番いちばん好すきな不思議ふしぎな動物どうぶつのぬいぐるみがプレゼントされました。たけるは大おお喜よろこびでぬいぐるみを抱だきしめ、おうちに持もって帰かえることに決きめました。

ふしぎな動物どうぶつ園えんを後あとにして、たけるは家か族ぞくと一緒いっしょに笑え顔がおで帰かえりました。彼かれは新あたらしい友達ともだちと不思議ふしぎな冒険ぼうけんを楽たのしんで、不思議ふしぎな動物どうぶつ園えんが特別とくべつな場ば所しょであることを知しりました。