魔法の森のお天気予報(まほうのもりのおてんきよほう)

絵本

昔々むかしむかし、とても不思議ふしぎもりがありました。そのもりは「ほうもり」とばれ、そのとおり、もりなかにはさまざまな不思議ふしぎなことがこるしょでした。ほうもり動物どうぶつたちは、特別とくべつちからっていました。

あるほうもりてんほうができるクマの「いちろう」がいました。いちろうは、もりなかでどんな天気てんきになるかをっていました。いちろうはおおきなくもかたちんだり、かぜいたりして、てんほうをしていました。

ほうもりじゅうにんたちはいちろうのてんほうたよりに、日々ひび活動かつどう計画けいかくしました。ピクニック、おはなみ、せい観察かんさつなど、もりなかではいろいろなたのしいことがおこなわれました。いちろうのよが正確せいかくであることから、みんなはかれたよりにしていました。

ある、いちろうがもりなかあるいていると、ちいさなとりかれんできました。とりいました、「いちろうさん、おねがいがあります」。

いちろうは不思議ふしぎそうにたずねました。「どんなおねがいですか?」

とり説明せつめいしました。「わたしの友達ともだちであるヤギが、明日あしたにピクニックにていなんです。でも、あめるかどうか心配しんぱいなんです。いちろうさんにおねがいです。明日あした天気てんきおしえてください」。

いちろうはやさしくほほみました。「もちろん、おつだいしますよ」。かれくも見上みあげ、かぜかんじ、そしていました。「明日あしたれるでしょう」。

とりはとてもよろこんでち、ヤギに明日あしたてんほうつたえにきました。ヤギはおおよろこびで、友達ともだち一緒いっしょにピクニックをたのしむことができました。

そのほうもりじゅうにんたちは、いちろうのてんほういて、さまざまなたのしい活動かつどう計画けいかくしました。いちろうのてんほう正確せいかくであることをって、みんなはかれ感謝かんしゃしました。

そして、ほうもりじゅうにんたちはいちろうのために特別とくべつなパーティーをし、いちろうに「ありがとう」の感謝かんしゃ気持きもちをつたえました。

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