お化けの友達(おばけのともだち)

絵本

昔々むかしむかし、あるちいさなまちに、アリスというしょうじょんでいました。アリスは、もりあそぶことがだいきでした。もりには、たくさんの木々きぎ花々はなばな、そして動物どうぶつたちがんでいて、アリスはいつもそこでたのしくあそんでいました。

ある、アリスはもりあそんでいると、不思議ふしぎものつけました。そのものは、たかくてほそく、なが尻尾しっぽっていました。アリスは、そのものはじめてたもので、とても不思議ふしぎおもいました。

アリスは、そのものこえをかけました。

「ねえ、あなたはだれ?」

ものは、アリスのこえにびっくりして、おおきくひらきました。

「ぼくはおばけだよ」

「おばけ? 本当ほんとう?」

アリスは、おばけが本当ほんとう存在そんざいするとはしんじられませんでした。

本当ほんとうだよ。ぼくのまえは、ポップだよ」

ポップは、アリスにがおせました。

アリスは、ポップにきょう津々しんしんでした。

「ポップさん、もりなにをしているの?」

「ぼくは、もりまもがみだよ。もりのみんなをまもるために、ぼくはいつももりめぐっているんだ」

まもがみ? すごいね」

アリスは、ポップのはなしいて、とても感心かんしんしました。

アリスとポップは、すぐになかくなりました。ふたは、もりなか一緒いっしょあそび、たくさんのたのしいおもつくりました。

ある、アリスはポップに、もり一番いちばんきなしょたずねました。

「ぼくの一番いちばんきなしょは、このもり一番いちばんおくにある、おおきないけだよ」

ポップは、アリスをいけのそばにれてきました。いけは、とてもんでいて、そのなかにたくさんのさかなたちがおよいでいました。

アリスは、いけうつくしさに、うばわれました。

いけがきれい」

「そうでしょ? ぼくも、このいけだいきなんだ」

ポップは、アリスのかたきました。

アリスは、ポップのやさしいれて、とてもしあわせな気持きもちになりました。

それから、アリスとポップは、毎日まいにちのようにもりあそびました。ふたは、いつも一緒いっしょわらい、一緒いっしょき、とてもたのしいかんごしました。

ある、アリスはポップに、あるおねがいをしました。

「ポップさん、わたしとずっと一緒いっしょにいてくれますか?」

ポップは、アリスのつめていました。

「もちろんだよ。ぼくも、アリスとずっと一緒いっしょにいたいよ」

アリスは、ポップのこたえにとてもうれしくなりました。

アリスとポップは、これからもずっと一緒いっしょに、もりたのしいかんごすことでしょう。

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