犬のたろうと公園で冒険（いぬのたろうとこうえんでぼうけん）

ある日ひ、明あかるい陽射ひざしの広ひろがる公園こうえんに、元げん気きいっぱいのたろうという名な前まえの犬いぬがやってきました。たろうは大おおきなボールをくわえて、公園こうえんの広ひろい芝しば生ふに駆かけ出だしました。その日ひは、新あたらしい友達ともだちと楽たのしい冒険ぼうけんの始はじまりでした。

たろうはボールを追おいかけながら、たくさんの子こ供どもたちと出会であいました。彼かれは尾おをふりふり振ふりながら、みんなに挨拶あいさつしました。そして、一緒いっしょにボール遊あそびを楽たのしみました。ボールが空そらに舞まい、子こ供どもたちは笑え顔がおで走はしり回まわりました。

たろうはボールを追おいかけている最さい中ちゅう、美うつくしい歌声うたごえが耳みみに入はいりました。彼かれは歌声うたごえの方ほうへ向むかい、そこで一いち羽わの鳥とりに出会であいました。鳥とりは木きの枝えだに止とまり、美うつくしい歌うたを歌うたっていました。たろうは鳥とりに声こえをかけ、「こんにちは、僕ぼくはたろう。君きみの歌うた、素晴すばらしいね！」と言いいました。鳥とりは歌うたを止とめてにっこり笑え顔がおで返へん事じし、新あたらしい友達ともだちとしてたろうを受うけ入いれました。

次つぎにたろうは、公園こうえんの池いけに行いきました。そこで、水みずから飛とび跳はねているカエルたちに出会であいました。たろうはカエルたちと一緒いっしょに飛とび跳はね、ジャンプの楽たのしさを学まなびました。カエルたちも新あたらしい友達ともだちを迎むかえ入いれ、仲なか良よく遊あそびました。

その後ごたろうは、大おおきな木きの下したで休きゅう憩けいしました。そこで、一匹いっぴきのリスが実みをかじっていました。たろうはリスに声こえをかけ、「こんにちは、僕ぼくはたろう。君きみの実み、美味おいしそうだね！」と言いいました。リスはにっこり笑え顔がおでたろうに実みを分わけてくれ、友ゆう情じょうが芽生めばえました。

夕方ゆうがたになると、公園こうえんの芝しば生ふでみんなは一緒いっしょに座すわり、美味おいしいおやつを食たべました。たろうと新あたらしい友達ともだちは楽たのしい時じ間かんを共きょう有ゆうし、笑え顔がおでいっぱいでした。

太陽たいようが沈しずみ、公園こうえんから帰かえるとき、たろうは友達ともだちに手てを振ふり、「ありがとう、今日きょうは最高さいこうの一日いちにちだったよ！」と言いいました。友達ともだちも手てを振ふり返かえし、「また明日あした遊あそぼうね、たろう！」と言いいました。

たろうは幸しあわせな気持きもちで家いえに帰かえりました。友ゆう情じょうと楽たのしい冒険ぼうけんが彼かれの心こころを温あたたかく包つつみ込こみ、新あたらしい友達ともだちとの素晴すばらしい日ひを思おもい出だしました。