森の熊と少年(もりのくまとしょうねん)

絵本

昔、(むかし)ある(ところ)に「タカシ」という()少年(しょうねん)がいました。タカシは、いつも(いえ)(ちか)くの(もり)(あそ)んでいました。タカシは、(もり)()(もの)たちと仲良(なかよ)くなり、(もり)(なか)ではいつも笑顔(えがお)()ごしていました。


ある()、タカシはいつものように(もり)(あそ)んでいました。するとタカシは、(おお)きな()(した)(ねむ)っている(おお)きな(くま)()つけました。タカシは、(くま)()たことはなかったので、とてもびっくりしました。
タカシは、(くま)(ちか)づいて、(こえ)をかけました。
「ねえ、クマさん。()きて」
タカシの(こえ)に、(くま)()()ましました。(くま)は、タカシを()てびっくりしました。
「こ、これは…人間(にんげん)(なに)しに()たんだ?」
「こんにちは。)(もり)散歩(さんぽ)()ました。クマさん、名前(なまえ)(なん)ですか?」
(おれ)はベアだ。お(まえ)は?」
(ぼく)はタカシです。ベアさん、一緒(いっしょ)(あそ)びませんか?」
タカシは、ベアと仲良(なかよ)くなりたいと(おも)いました。
ベアは、(すこ)(かんが)えましたが、タカシの笑顔(えがお)()て、(うれ)しくなりました。
「いいよ、一緒(いっしょ)(あそ)ぼう」
ベアとタカシは、(もり)(なか)一緒(いっしょ)散歩(さんぽ)しました。


タカシは、ベアに、(もり)()(もの)たちや、(もり)のルールについて(おし)えてあげました。ベアは、タカシの(はなし)に、とても興味津々(きょうみしんしん)でした。
タカシとベアは、(もり)(なか)をずっと(ある)(つづ)けました。夕方(ゆうがた)になって、ようやく家路(いえじ)につきました。
「ベアさん、今日(きょう)(たの)しかったです。また(あそ)びたいです」
(おれ)もまた(あそ)びたい。じゃあまたね」
ベアとタカシは、お(わか)れをしました。タカシは、家路(いえじ)につく途中(とちゅう)、またいつかベアと()えるといいな、と(おも)いました。


(つぎ)()、タカシはまた(もり)()きました。タカシは、ベアと()えるかなと、ワクワクしていました。
タカシが(もり)(なか)(はい)ると、すぐにベアを()つけました。ベアは、タカシを()つけて、(うれ)しそうに()()ってきました。
「タカシ、()たか。また(あそ)ぼう」
「はい、また(あそ)びたいです」
タカシとベアは、毎日(まいにち)のように(もり)(あそ)びました。二人(ふたり)は、とても仲良(なかよ)くなりました。


ある()、タカシとベアは(もり)(なか)(あそ)んでいると、(おお)きな(いわ)(した)から、(ちい)さな子熊こぐま()つけました。子熊こぐま)は、一人(ひとり)()いていました。
タカシとベアは、子熊こぐま(たす)けてあげることにしました。二人(ふたり)子熊こぐま()れて、ベアの(いえ)()きました。
ベアの(いえ)は、(もり)(なか)にある(おお)きな洞窟(どうくつ)でした。子熊こぐまは、ベアの(いえ)()てとても安心(あんしん)したようでした。
タカシとベアは、子熊こぐま)に、()(もの)(あそ)(かた)(おし)えてあげました。子熊こぐまは、タカシとベアのことが、とても()きになりました。
子熊こぐまは、タカシとベアのおかげで元気(げんき)になりました。子熊こぐまは、タカシとベアにとても感謝(かんしゃ)していました。


タカシとベアは、子熊こぐま一緒(いっしょ)に、(もり)(なか)(たの)しく(あそ)びました。二人(ふたり)は、子熊こぐま本当(ほんとう)家族(かぞく)のように大切(たいせつ)にしました。
タカシとベアと子熊こぐまは、いつも一緒(いっしょ)()ごしました。(さん)(にん)はとても仲良(なかよ)しで、(しあわ)せに()らしました。

コメント